現地校・インターナショナル校の生徒さん対象

日本語補習授業のご案内

 

    無学年式テキストサンプル

1 9 17 25 31 37

 

一般に言語の習得は脳が柔軟な子供のころが良いと考えられています。実際、生後10か月ごろの赤ちゃんは日本人が苦手とする英語の“R”と“L”の音の違いを含め、大人が気づかない微妙な音声の違いをみんな識別することができるそうですから、どんな言葉も吸収する力があると言えそうです。2歳の子は大人と同数の脳細胞持っていますが、脳細胞同士の接合<シナプス>の数は100兆以上と大人の2倍もあり、毎秒200万の新しい接合が形成されるそうです。これなら小さいころに何か国語も習得させられるような気もしますが、どういうわけか母語が定着していくにつれてシナプスの数は減っていき、日本の子供たちは“R”と“L”の違いに気づけなくなっていきます。なぜそんな残念なことになるのでしょう。これは、母語の発達にとっては不要なシナプスを除去し、必要なシナプスを強化することが必要だからです。つまり、ra/ri/ru/re/rola/li/lu/le/loがひとまとまりの同じ「ら////ろ」として聞き取れることが、母語としての日本語力の発達を意味しているのです。

発達とは、不要なシナプスを消去しつつ必要なシナプスを強化していく過程です。多くの子供たちは家庭や学校や周辺社会での生活を通してシナプスの消去と強化を続けながら、自分の母語を発達させていきます。これは、ある言語環境にいる時間が長ければ長いほど、その言語のシナプスが強化されると同時に、他の言語のシナプスが消去されていくことを意味します。日本人学校へ通う子と、現地校・インターナショナル校へ通う子の間の日本語の差は、日本語の強化にかけられる時間の差だけでなく、日本語の消去にかけられる時間の差でもあるのです。

現地校・インターナショナル校へ通う子供たちの日本語の維持と発達には、上記のような日本人学校の子供たちとの差が十分に意識されていることが必要です。また、子供たちの言語の発達には大きな個人差があり、一律に同じレッスンが有効なわけでもありません。当塾の日本語補習授業は、それぞれのお子さんにあった日本語サポートを行うためのクラスです。個々の日本語の発達状況と時間の都合に合わせたプライベートレッスンで、マンツーマンや友人同士のグループ授業となり、音読や漢字練習、作文・作話練習、一語一語の語彙の確認など、通常の個別指導コースでは確保できない指導を行っています。

お子さまに合った確実な日本語力の維持と強化を目指すなら、日本語補習授業をお勧めいたします。

 

1 内容     母語としての日本語補習

2 対象     現地校・インターナショナル校の生徒の皆さん

3 時間     ご都合のつく曜日・時間

4 費用     12回授業のチケット制

 

 

読み書き に対する画像結果

お申し込みはこちらまで

E-mail

メールを送る(お使いのメールソフトが起動します。)
  toshin2taipei@outlook.com